前回、ナナの右目が開かなくなったとアップしましたが、ナナは結果的に緑内障でした。
緑内障は柴犬はなりやすく、片目が発症すると、もう片方の目も発症する確立が高く、放っておくと
失明してしまう怖い病気です。
6月25日、朝ナナを見ると右目を閉じていて開かなくなっていました。びっくりして、
あわてて動物病院に連れて行きました。そこは毎年フィラリアの薬を貰っているところで、
病気らしい病気をしたことがなかったので、深く考えず連れて行きました。
先生の話を聞いても専門的な言葉が多く、よくわからず、でも目薬で様子を見ていればいい
ということだったので、ひとまずほっとして家に連れて帰りました。
3日経って、目は開くようになったけど、なんだか白っぽく濁っているように見えたので6月28日
再度連れて行きました。
先生は「こするから良くならないんだ」と言い、写真にもあるようにエリザベスを装着しました。
白目の充血がひどいので炎症を抑えるような目薬を処方してもらいました。
「ナナは見えているんでしょうか?」という質問に対し、
「スモークがかかったような状態で見えている」との解答でした。
そうか、かゆいからナナもこすっちゃうんだろうな~と、軽く考えていました。
白い濁りは少し良くなったように思えたけど、イマイチなので、7月9日に再度連れて行きました。
その間に私なりにナナの症状をネットで調べていました。
濁りは良くなったけど、少し右目が大きい気がするし、左に比べると出っ張っているような気もする。
そして時々緑色に光って見える・・・。これって緑内障なんじゃ?と疑うようになりました。
緑内障という名前は知っていましたが、怖い病気なんだな・・と初めて詳しく症状を知りました。
思い切って先生に、「これって緑内障ではないんですか?目も緑に見えるし・・」と言ってみたら
「緑内障って言うか、炎症が強い。ブドウマクエンかな~。目が緑に見えるのは瞳孔が開いている
からだよ」とさらっと言われました。
ブドウマクエン?新たな病名を得た私は早速検索。ナナの症状に当てはまらなくもないので、
そうか、ブドウ膜炎か、緑内障じゃなくて良かった。と思っていました。
そして飲み薬10日分とまた違う目薬を処方されました。
途中で一回見せに来てと言われたので7月12日に行きました。仕事の都合で母に連れて行って
もらいました。「よくなってるからこのまま飲み薬続けてみて」と言われた。とのことでした。
良くなってるなら良かった。と思って、残りの薬を飲ませきりました。
だけど、私の目にはよくなっているようには見えず、
薬を飲み切った7月18日にまた連れて行きました。
「どう?」と聞かれ「あまりよくないみたいです。」と答えました。
すると目玉の上のまぶたをさわり、「眼圧が少し高いみたいだな」と言い、おもむろに
「これ値段高いよ」と言いながら緑内障の目薬を渡されました。
私が、「緑内障なんですか?」と尋ねると、「そうだね、でも初期だから。これ緑内障の一番新しい目薬」
と言われました。
私は、「ナナは見えているんですか?」と尋ねると、「ほとんど見えてないだろうね。」と言われました。
私はただただもうびっくりしました。
ナナに、「大変なことになっちゃたね」と声を掛けると、「柴犬はよくあるから」と言われました。
手術をすれば治るのか尋ねると、「初期だから、レーザー治療も出来ると思うけど、再発する
可能性がある」と言われ、手術費用を尋ねると、「場所によって違うし今すぐにはわからないから
明日連絡する」と言われました。今日は7月20日です。2日経ちました。連絡はありません。
早期発見早期治療が大切、緑内障は緊急疾患です。どのページにも書かれていました。
その夜、ネットで緑内障の治療に詳しそうな病院を調べ、翌朝イチで連れて行きました。
そこの先生に、「緑内障だね、そんなにひどくはなさそうだけど、視力は?」と聞かれ、
私は、「わかりません。」と答えました。
「今この病院は眼圧を測る機械がちょうど壊れていて、検査が出来ないから他のところを紹介します。
とにかく眼圧を測ってもらいなさい。車にナビは付いてる?少し遠いけどこれから行ける?」と
聞かれました。
テキパキと住所を教えてもらい、お金は取られませんでした。
高速に乗り、ナナと1時間半のドライブです。
そんなに長時間ナナを車に乗せるのは初めてだったので心配でしたが、すごく大人しくしてくれて、
いじらしい姿に涙が出ました。
無事到着し、すぐに診察してもらえました。眼圧は正常な左が10、病気の右が33でした。
だいたい20が正常だそうです。
典型的な緑内障と言われ、「あなたもこっちに来て見てごらん」と、ナナの目の中を見せてもらいました。
部屋を暗くして、細いライトを照らしたナナの目の中は、緑色で、黒い点々のような模様が見えました。
少し、宝石みたいでキレイでした。
今までの経緯を説明し、3週間は経過していることを伝えると、「3週間かぁ、う~ん、
見えるようになるかなぁ・・・」という感じで、私はすごくすごく後悔しました。
そこの先生は、きちんと、「説明しますね。」と言って話をしてくれました。
これが当たり前なんだろうけど、私はなんだかそれだけでも安心出来て、
遠くまで来て良かったと思えました。
緑内障は柴犬には多く、不治の病、失った視力はもう戻らない、今は眼圧を下げてあげることが
最優先ということでした。
眼圧が高いと犬も頭が痛かったりするそうです。ナナも実際いつもより元気がありません。
飲み薬と目薬を貰いました。今はなんともない左目にも予防として差すようにと言われました。
10日くらい経ったら、また眼圧を測りにおいでと言われたので、28日に行く予定です。
ここまでがナナの診断の流れです。
私は近くの病院に行っていた3週間を悔やんでも悔やみ切れない。
もっと早く診断が出ていて、治療が始まっていれば、ナナの目も今よりも見える状態で症状を
止められたんじゃないか、ナナ、ごめんねごめんね。ごめんね。
もっと早くセカンドオピニオンすれば良かった。のんきにしていた自分が情けなくて、ナナに申し訳
なくて、後悔がおさまらない。
最初の先生への憤りもまだおさまらなくて、気持ちのやり場がなくここにぶつけてしまいました。
私が泣いていてもナナはきょとんとして私を見ています。
ナナ、ごめんね。まだ7歳なのに、不便になってしまったよね。
ナナの為に出来ることは何でもするよ。お手伝いするよ。ごめんね。
気持ちが落ち着いて、前向きになれるまで、もう少しかかりそうです。
こんな文字ばかりの長文ですみません。